∈「S−CLUB」∋
⇒何処かでずっと待ってるから
"いつでも繋がってるよ。契約、切っちゃ駄目だよ…?"
――――――――その瞬間、二度目の絶叫が響いたのは言うまでもない…。
奇妙奇天烈、そして怪奇なその携帯電話。
それは翌日、すぐに解約することになった。
一人では恐いからというクラウドに、何故だか全員が「ついていく!」と言ったもんだから、大の大人の男が携帯解約に行くのに5人連れなんて状態になる。
クラウドは、携帯電話を購入したその店へと皆を連れていくと、冷や汗ダラダラな状態のまま店員に話を切り出した。
しかし此処で本当の話をしたからって、分かってもらえるだろうか?
そんなのは無理に決まってる。
この人達、ちょっと頭がオカシイんです、と警察沙汰になるのはゴメンである。であるからしてクラウドは、ただ単に「解約をしたい」という旨だけを告げた。
昨日の今日の出来事だったので店員も少し不思議がっていたものだが、しかし仕事だからなのか笑顔を見せると、
「分かりました。少々お待ち下さい」
などと言って裏に消える。
それを見て5人はホッとしたものである。
嗚呼、これでやっと恐怖は終わる。ありえない受信もないし、ストーカー的文章も見なくて済む、そう思うと自然と笑顔なんかになったりした。
しかし…しかし、である。
何ということか、更に奇妙なことが起こってしまったのだ。
それは、パタパタとクラウド達の元に戻っていた店員の一言で。
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