∈「S−CLUB」∋
⇒何時でもどこでも君が欲しい


「いや〜天晴れ!お前には本当に満足してるぞ、セフィロス」
 恒例の更新で、例によって例の如くナンバーワンをキープするセフィロスに、オーナー・ルーファウスはそんなことを言う。
 オーナーはセフィロスがお気に入りである。
 何故かってそりゃ金ヅ…いやいや、金のなる木…いやいや、良く稼いでくれるからである。そんな訳でセフィロスは時々オーナーの大判振る舞いで食事などに連れていかれるのだが、そういう時決まって嫌なことが起こるのだ。
 そう…我らがS-CLUBのオーナーは酒を良く飲む。アーンド、そりゃあ良く酔う。
 一緒に食事などと誘われて、じゃあ今日は豪華コースを頼んでやるかシメシメなんて思ったが最後、オーナーのお守りが待っているという具合である。
 だからセフィロスは、ハッキリ言ってこの食事があまり好きではなかった。というか、食事は好きだが、その後のお守りが面倒で嫌だったのである。
 
 そんな訳で、やはりある日それに誘われたセフィロスは、「うっ」と顔を引きつらせた。
「食事…か?」
「ああ、そうだ。お前は良くやってくれているからな。たまには良いだろう?」
 たまには、ってもう何度目ですか!?そう突っ込みたい。けれどそうツッコミを入れる余裕すらなかったセフィロスは、頭をフル回転させて拒否の言葉を考えていた。
 何か良い断り文句は無いものか…何か…!
 しかしそう思っている隙にこともあろうにルーファウスは、サクッと予約の電話を入れていた。
「あ、もしもし?ルーファウスだが、今夜予約よろしく〜」
「早っ!!」
 ちゃっかりそんなふうに予約まで取ってしまうものだから、セフィロスは毎回拒否ができないままに連行される。正に涙無くしては語れない話である。
 結局セフィロスはその時も強引に食事に連れていかれるハメになり、それまでの時間せつせつと溜息を吐くハメになったのだった。
 

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