∈「LOVEx2 TIME」∋
⇒このままここで
「だ、駄目だよヴィンセント!こんなトコじゃマズイって!」
「大丈夫だ。誰も来ない」
「で、でででも俺っ!もう戻らないと変に思われるしっ」
「駄目だ。もう此処でこのまま…―――クラウド…」
尤もな事を言うクラウドに対して、ヴィンセントは一向に引こうとはしなかった。それどころかクラウドの服の下にすっかり手を忍ばせて、イケナイ所をくりくりと弄っている。クラウドにとって最早イジメの領域だ。
「あ…だ、駄目…だって…」
言葉とは裏腹に拒絶する手の力が弱まっていたクラウドは、何時の間にかヴィンセントの肩をギュッと掴んでいる。その気持ちよさも去ることながら、クラウドにとって一番痛かったのはヴィンセントの格好だった。クラウドの中ではただでさえ格好良いランクが最上級のヴィンセントが洒落たデザインの警備服なんか着ていた日にゃあもう辛抱たまらんという具合。因みに神羅電動電気株式会社とかいう会社は、何故か制服とか社旗とかデザインが凝ったものが多かった。
「も…や、やだ…その制服…っ」
「"良い"の間違いだろう?…私服の時よりも興奮してるみたいだが?」
「失礼なっ!私服ん時だってちゃんと興奮してるよ!」
ちゃんとって何だ、ちゃんとって。
「折角この姿なんだ。クラウド、どうして欲しい?」
「え…どうして、って…やっぱそれは…ネクタイで色々と…」
注文してどーする!?
「なるほどな。クラウドは結構マニアだな」
ふむふむ、とか何とか納得しつつも、ヴィンセントはクラウドの希望通りに警備服の一部であるネクタイであんな事やこんな事をした。そのプレイ(?)たるや…嗚呼、それはもう危険極まりなくとても言葉では表現し尽せない状態である。
しかしそんな危険極まりないそれに、クラウドは何だかんだいって結構満足してしまっていた。ただでさえSランク級で格好良いヴィンセントに格別デザインの制服でもってあんな事やこんな事をされたら溜まったもんじゃない。
階上で上司が「ゴミ捨て役はまだ帰ってこんのか?」とか何とか言ってようが何でも良いやという気分になってくる。
―――――――嗚呼…昇天!
…と、思ったが。
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