∈ @HOUSE! ∋
⇒@第五話
「で、今はどうなの?」
恐る恐るクラウドがそう聞くと、ザックスはあっけらかんとしてこう言った。
「さあ知らん」
「……」
―――――知らんって!!無責任な!!
そう思ったクラウドが乾いた笑いを見せながらセフィロスを振り返ると、セフィロスは未だに眠っているかのように静かにしていた。
大丈夫なんだろうか。
そう思いながら繁々と見つめる。
「ま、あれより悪いってこたないだろ。何にせよさ」
「だと良いけど」
息を吐いてそうクラウドが口にした、その瞬間――――――−。
パチッ
聞こえるはずのない瞬きが二人の耳に届いた…!
正に奇跡!
ってかそんな奇跡要らねえ!
「今のって…」
「やっぱ……」
二人が恐る恐るその方向を振り返ると―――――そこには、期待を裏切らないセフィロスの姿があった。
「ここは誰?私は何処?」
「……」
「……」
何なんだその古典的な台詞は?
しかも間違え方まで古典的だ。
喧嘩売ってるのか?
「はっ!もしかしてあなたが助けてくれたのではっ!?おおおぉ、俺は何て幸せものなんだああ!うおおおおぉぉぉ!」
「……」
「……」
おーいおいおい!と泣き崩れる(仕草をしている)セフィロスは明らかに尋常ではなく、まあ確かに異常な感じなのだがどこがどう異常なのか分からないふうである。
がしかし。
それはやがて雷のように二人の頭上に落ちてきた。
「どうかお名前を!」
そう言われたから二人はとりあえず名乗ってみることに。
間違ってもセザールなんて言わない。
ってか古い。
「ザックス」
「あ、クラウドです」
「うおおおぉ!クラウド!あなたは命の恩人だああぁ!」
「っておい!俺は無視かよ!」
ザックスがすかさずそう叫んだのは言うまでもなく。
「おおおぉ!俺は感動した!感動した!おおおぉ!俺は決めた!今決めた!クラウド、俺はあなたに付いていくことに決めたぞおおぉ!」
「はあああ!?」
「俺は一生あなたについていくぞ!この身体にみなぎるエネルギーと情熱の全てをあなたにかけると決めたのだあああ!うおおおぉぉ!」
「って!やっぱ俺無視かよ!」
「あ…頭痛い…」
―――――異常決定。
結局、悩みは続行するのだった…。
つづく
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